ギボウシ
撮影:2023.7.30
妖精の森では、ギボウシ(ウルイ)が見られます。
ギボウシは、地域によっていろいろな呼び方があり、「ウルイ」「ギボシュ」「ギボ」「ギボシ」「ゲーロッパ」「タキナ」などの名前で親しまれています。
日本の伝統的な山菜としても知られ、食用や薬用として利用されています。あくがほとんどないため、特に下処理は必要ありません。野菜のように食べられるので、オススメの山菜です。
生食も出来ますが、特徴であるヌメリは、生のまま食べても感じられませんので、ゆでたりたたいたりして調理すると良いでしょう。
みそ和えや浅漬けで食べるのが定番ですが、味噌汁やスープ、パスタの具材に加えるのもおすすめです。
夏には葉が固くなるので、サッと揚げて天ぷらにすると美味しく食べられます。
撮影をした7月30日は、ギボウシの花のつぼみも見られました。花も天ぷらにして食べられます。
ちなみに、「ギボウシ」の由来は、蕾の形が寺院や橋に飾られている「擬宝珠(ぎぼし)」に似ていることから付けられたそうです。
薬用としては、開花期に全草を陰干しするか、必要時に全草を採取して利尿に用います。また、生の茎葉や根をつき砕いた汁をそのまま服用すると、悪性の腫れ物に効き目があるとされています。
春先のギボウシは、歯ざわりが良く淡白な味で人気の山菜ですが、若芽が毒草の「バイケイソウ」に似ており、誤食による中毒などの事故も発生しているので注意が必要です。
見分け方は難しくないので、以下を参考に山菜ライフを楽しんでください。
なお、花言葉は、「落ち着き」「鎮静」「変わらない思い」「静かな人」です。
※富士山ワイルドアドベンチャー(FWA)では、許可のない山菜採取は禁止とさせて頂いております。